( 投稿者:Manami Kitano 2022/3/15)
2022年2月〜スタートした第1回E-Projectゼミ〜ルッキズム編〜が、3月12日に修了いたしました。
実は、曖昧なテーマ「ルッキズム」。
だから、あえて、みんなで探究しようじゃないか!そんな思いで、今回のテーマに設定しました。
一度、ゼミを初めて見ると、参加者のみなさんの視点と経験から、
言葉自体の定義〜社会のリアクションまで、
丁寧に紐解いていただき、安心安全な場で対話も盛り上がりました。
それぞれの中で程よいすっきり感と疑問が残ったのではないかと思います。
ゼミや研究と聞くとなんだか、堅苦しい、、
そう感じる方もいるかもしれませんが、
E-Projectゼミでは、
「知りたいこと(問い)を自ら見つけ、答えを探す」
そして
「今日の最適解をまずは自分の言葉で表現してみる」
そんなことを大事にして進めています。
ということで、最終日の発表で飛び交った
キーワードを少しシェアします。
▼どんな対話だったのか、想像してみてください▼
メディアの成熟、文化が変わっていく、自己肯定感、美の歴史、
江戸時代の美人、外見と至上主義を分けて考える、意識的or無意識、
無意識にも無知と本能がある、美に対する価値観を統一しない、
美しいもの”も”徳をする、みんな違ってみんないい、顔なしの履歴書、
一切なしはなんか違う、安心感、コントロール、表現の自由、
お笑い、いじり、SNS、曖昧な点と蟻の顔、どこからがルッキズム、
ボディポジティブ、セルフラブ、アンコンシャスバイアス、女子の給食のおかわり、
よく食べるとイタリアでは褒められる、美の有用性の差
個人的には、ルッキズム(外見至上主義)というものは、
ジェンダー平等やフェミニズム、表現の自由、文化などと
交差しているものであるが故に、曖昧で、
それぞれの定義に微妙な(時に大幅な)ズレも生じている現状がある
ということがわかりました。
ルッキズムという言葉1つで、他の課題を覆ってしまうことも、なんだか違う。。
だからこそ、どうアクションしていいかわからない。
そもそも、アクションすべきなのかわからない。
あるいは、アクションしていることが正しいかわからない。
自信がない。。。
ルッキズムは、公式立てることができない課題なのだということがわかりました。
(そして、これは、他の社会課題に関しても同じなのかもしれませんね)
だからと言って、「あー、難しいなー、何もできないな。。」と感じた訳ではなく、
実は、公式立てることができないからこそ、
それぞれの環境の中でルール決めや理解をすればいいという、
シンプルな解決策がまずあるのではないでしょうか。
身近な人、周りの人と、まずはコミュニケーションを取ること、
そして、自分自身の受け止め方とも向き合うこと
そして、嫌なものは嫌と言うこと(言える関係性をつくる、言える場に身を置く)
そういったことが大切なのだと言うこともわかりました。
今回のゼミをきっかけに、わたし自身も今後さらに探究していきたいと思います。
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第2期は3月末〜「関係人口編」を開講いたします